現代は、
心の産業革命時代と言えるのではないでしょうか?
これまで歴史上の産業革命と言えば、物質的な生産効率を上げるものだったと思います。
早く移動できたり、早く通信できたり、大量にある一定の品質を持つ製品をつくったり、
結果、その革命以前の世界では考えられないくらい安価に文明の利器が手に入ったり。
所謂、大量生産・大量消費社会の成り立ちを支える革命でありました。
昭和時代、三種の神器と呼ばれたテレビ、洗濯機、冷蔵庫
3Cと呼ばれた、カラーテレビ、クーラー、自動車(カー)
いずれもそれ以前の世界では、庶民が手にするなんて考えられない代物だったことでしょう。
心←→物質? あなたはどちら寄り?
その時代を過去のものとして(歴史として)見たとき、
暮らしが豊かになったというのは、
疑いようもない事実です。
それはそれで素晴らしいことです。
手に入った物質のお陰で、
ケガをせずに済んだ場合があるでしょう。
命を落とさずに済んだこともあるでしょう。
大切な人を守れたこともあるでしょう。
私は、4輪自動車は買ったことがありませんし、テレビは2007年を最後に持っていませんが、
そんな私でも
洗濯機や冷蔵庫、クーラーまでない生活は、
ちょっと(いや、かなり)厳しい気がします。
最近で言えば、パソコン、スマホも良いものです。
そこに関しては文明の利器万歳。という感じです。
でも、そこくらいで十分なのではないか?
と言う気もします。
勿論、時代は進みますし、パソコン、スマホも想像もできないくらい進化していくでしょう。
そういうことではなく、
何か、物を所有するのはもう十分では?
と言う意味です。
なぜならキリがないからです。
家電なんか良い例で、これ以上高機能な物要る?と思ってしまいます。
AIが発達し、デジタルインフラも整い、いろんなものが共有できる。
調べればすぐに情報は取れるし、画像や動画で体験すら共有できる。
欲しい物があってとしても具体的な情報を得ることが容易過ぎて、
良い意味で冷静になってしまいますよね。
結果、物は売れなくなって来ました。
自然な流れですよね。
こうなってくると、
人は精神世界に向かって行かざるを得ないです。
物欲的なものから脱して、
心を磨くことで幸せを感じる時代になって行くのだと思います。
物を得て幸せを感じた物欲的産業革命から、心を磨いて幸せを感じる心的産業革命時代に移行していくでしょう。
ひっそり幸せを感じながら、家族や大切な人を守りつつ生きて行くのが未来の普通になるのではないでしょうか。
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